日本が生き残るために、大きな変革が必要かもしれない。
中国で展示会に参加して、思ったことがある。
その展示会の規模は大きく、非常に盛り上がっていた。
なんというか勢いがあった。
このような場所で新しいビジネスは生まれるのだな、と感じた。
さて、一方で日本の勢いはどうだろうか?
Japan as No.1と言われた時代は遥か昔。
最近では電池・半導体・ディスプレイも隣国たちの後塵を拝している。
日本の展示会にも何回か参加したが、盛り上がりは今一つである。
大企業と言われた日本の会社が消滅したり、
海外資本になったのを見たことも一度や二度ではない。
確かに、日本は今豊かな国であると思う。
正直言って、生活には満足しているし、平和でもある。
海外と比較して良い国であると今でも考えている。
でも、少子高齢化が進行しているのは明らかであるし、
生活が豊かで満足度が高い故か、新しいものが生まれにくい。
世の中の構造や価値観は大きく変化してきているのに、
会社組織のありようも従来のままである。スピードが遅すぎる。
今の日本にはものすごく危機感を感じている。
国内市場が飽和して、市場は明らかに海外に移っているのだが、
海外のビジネスのスピードについていけるような組織体制ではない。
いや、組織の問題だけではなく、日本国の制度や規制のあり方も、
古いのかもしれない。何だか色々とがんじがらめで身動きがとれない。
海外のやり方が全て正しいとは思わないが、
従来の日本の考え方では通用しないのも確かである。
もっと柔軟に、仕組みを変えていく必要がある。
今までの仕組みを一度破壊して、新たに組み替える勇気が必要だ。
その必要に迫られ、今後10年、20年先には非常に大きな変革が
起きるような気がするのである。
その時代にも生き残ることができるよう、
常日頃からスキルを磨き、思考停止せず、自己研鑽していきたい。